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B.C.Vernonに乗って20年 Part1 茨城県O氏

 `95年式の私のヴァーogoshi225.jpgノンは、`95年9月に納車となりました。そして、このヴァーノンシリーズを世に送り出したICトレックス代表の戸川さん自らが、私の元に納めてくださいました。
納車の際に私が「何年位使えますか?」と尋ねた所、「住む部分については、20年以上大丈夫です。最低でも20年は使ってください」と戸川さんは力説しました。その時は、20年はかなり遠くに感じていたのですが…。
 免許を取りたての頃は、自分のライフスタイルや嗜好が定まっていなかったせいもあるでしょうが、`90年式シボレーブレイザーシルバラード(V8ディーゼル6200cc)を購入するまでは、3年と同じ車に乗っていませんでした。それ以降は、気に入った物は長く使い続ける良さと、気に入っていれば他に欲しいと思う車が無い(同じカテゴリーで)という理由で、ブレイザーは今年で25年、ヴァーノンは戸川さんとの約束であった20年を経過しました。
 その他の所有車も、「良い物を大切に長く使ってはいけません」という悪法の餌食で自動車税割増の被害を受けています。古い車を大事にしない国なので、自動車で経済発展したくせに、世界の歴史に残るような重みのある名車がなかなか生まれないのはこうした背景のせいでしょう。欧米で古いモーターホームが現役で使われている姿を見ると本当に歴史に裏付けされた格好よさを感じます。20年経過後初洗車をしました。ビッグフットの特許であるファイバーコアウォール加工のボディーは20年前と変わらぬ艶を維持しています。特に屋根上のアルミ製ガードやリアラダー等は、曇りもなく光っています。
 20年経過車というと、車の部分でも色々とガタが出る車両もありますが、出来る限りのメンテで調子良さを維持しています。長く乗り続けてきた一番大きな理由としては、自分の用途としてヴァーノン以上の車両が皆無なのが大きなところで、勿論戸川さんとの約束もありましたが、そちらの方は気が付いたらその年数に至ったという感じです。
 私の中で、モーターホームというカテゴリーで20年以上前からヴァーノンを超える車両が無く、その後新たに日本で販売されているモーターホームやキャンピングカーは、未だにこのヴァーノンを超えられません。もちろん、ヴァーノンから他の車両に乗り換えられる方がいらっしゃる事から、それらの皆様にとってはヴァーノン以上の車両が見つかったのでしょうから、これは私のモーターホーム感での話です。
シャーシでは、E350はキャブ部分のフロントの顔つきやインパネ周りを変更しながらコンピューターやミッションを変更して進化していったのですが、`92年以来日本でいうフルモデルチェンジが行われていないのも古さを感じない所だと思います。日本では普通エンジンがV8からV10に変更されたら、外観もそれとわかるフルモデルチェンジが行われるところですが、アメ車はイヤーモデルのせいなのか、外観を変更する事無く進化させるため、価格上昇も抑えられユーザーよりの方向だと思います。
 私のヴァーノンで20年の歳月を感じるのが、ダイネットのウレタンのへたりで、これはその内中身のウレタンだけ交換したいと思っています。20年維持してきた大きな役割を担っていただいているのが、ウエストサイドモータースさんの存在で、フォードシャシから家の部分の部品に至るまで、相談や修理等バックアップしてくれています。修理にしても、アッセンブリーで交換してしまうのが、一番早くて確実でしょうがそれではお金がかかってしまいます。多少時間が掛かっても、安価に予算に合うところまで対応してくださる姿勢は、`70年代からアメ車に携わっていて技術もあるからだと思い、いつも感謝しています。ワンオーナー車が少なくなってきましたが、私は今でも、ヴァーノンを運転したり、キャンプに出るのは20年前同様のワクワク感や喜びを感じます。今後も楽しみながら大切に所有し続けたいと思います。
ヴァーノン同様ファミリーキャンプクラブ「トレイル・アドベンチャー・スピリッツ」(TAS)にも入会して20年となりました。こちらは、仕事の関係で参加率が非常に少なくなっていますが、職域以外の人々との触れ合いや友情等自分自身の成長にも大きく影響したと思っています。今後も可能な範囲で参加していきたいと思っています。

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B.C.Vernonに乗って20年 Part2 東京都K氏

 `95年9月、私は38歳の若さだっkawagoe19.jpgた。東京都町田市にあったI.C.TrexよりB.C.Vernon19DEが納車された。それから20 年経つ。ガレージに入れたことの無い車両のボディは傷みが出ている。駐車場で日に当たる側は塗装のつやが無くなり、ステッカーはひび割れしている。20年間日が当り続けたのだから仕方がない。屋根は2~3回塗り直しただけだが雨漏りはない。コーチ部の装備はよく壊れたが、ひととおり壊れて新しいものに変えたので最近は壊れない。エンジンは20年間大きな故障もなく調子が良い。さすがアメリカ製といった感じだ。現在12万キロ走ったがまだまだ走りそうだ。B.C.Vernonの耐久力は凄い。

B.C.Vernonへの道
 購入の10年前に自動車雑誌広告で「ロディオ4WD」キャンパーが390万円の価格でで掲載されているのを見たのが全ての始まりだった。「この額なら買えるぞ!」と思ったが、「このような物を買ってよいのか?買っても使うのか?」などといった考えが心の片隅にあり、「よし、貯金してお金が溜まった時に買う気があれば買おう」と考えた。
 月日がたち、当時、横浜町田ICにあった「ロディオ4WD」の現車を何度も見るうちに身長178cmの私の頭が天井にひっかかるのに気づき、これでは長く乗れないと思い始め、隣に展示してあったハイラックスベースのマイクロミニ「サンレーダ」に興味が移り始めた。しかし、しばらくしてアメリカの製造会社が倒産して輸入を終了した。似たような車両と見つけたのがナショナルRV社のマイクロミニ「ドルフィンミニ」で、当時はトーメンが輸入していた。車名はWEEKENDER ND900。販売代理店はI.C.Trex、ニューエンパイアモータースetcだった。

I.C.Trex戸川聰氏との出会い
 「I.C.Trex?どこかで聞いたことがあるな」。雑誌ドマーニ(オートキャンパー誌の前身)で「UP WARDS」というモーターホームの記事を執筆していた戸川聰氏の会社だ。元カンツォーネ歌手という変わったプロフィールを持つ人物で印象に残っていた。当時、モーターホームの取り扱いを紹介した記事は少なく、戸川氏は「良い面」「悪い面」をユーザーの立場から嘘がなく書いて非常に参考になったのを覚えている。戸川さんは町田市にI.C.Trexの展示場をオープンし、間もない時期であった。戸川さんとの出会いである。
 展示場では夕方になると、お客さん達が集まりだし炭火を起こし始める。のちにモーターホームクラブTASを結成した方々だった。この頃は、毎週末展示場でBBQパーティーをしている。「食べていってくださ~ぃ」とお言葉に甘えてご馳走になった。
 そうこうしているうちに今度はWEEKENDER ND900の販売が終了し、入れ替わるようにB.C.Vernonが発売された。当時のミニモーターホーのクラスCは一千万近い価格帯だったので購入の対象外だったが、B.C.Vernonは735万円と超破格値。しかも「ND900」より安い値付けだった。心はB.C.Vernonへと。それから契約に至るまではそれほどかからなかった。今でも「一千万円より500万円に近く感じる価格はヒットの要因の一つですね」と戸川さんと良く話す。当時「ロディオ」を買っていたら、競合車種「リアルタ」を買っていたら、この世界からすでに足を洗っていたかもしれない。現実として、「ロディオ」「リアルタ」などは走っているのを見たことない。

キャンプクラブTASともに
 夢のかなった瞬間でありB.C.Vernonでの旅の始まりだ。長女は3歳でスキー場に連れて行き19年連続でスキーを楽しむ。次女は生後3ヶ月の時、初めて海に連れて行った。楽しいモーターホームライフの連続だ。
 最初は3歳の長女との3人での旅だ。休みが比較的に自由にとれたため混雑は避け平日の旅が多くなる中、長女が「どうせ誰も居ないキャンプ場でしょ」と言うようになった。遊び相手がいなく寂しさを感じるようになっていた。TASに入会したのも長女の友達探しがきっかけであった。
 戸川さんにTASの活動を聞くと「次の会合は11月の総会で~す。是非来てくださ~い。」 `96年11月の「ふじとみた」(隣は現CAMMP IN FUJI、当時はキャプテル忍野と言う会員制キャンプ場)の駐車場での総会であった。次女が生後半年の時にTASに入会した。
 これで長女の「どうせ誰も居ないキャンプ場でしょ」はなくなると期待をしたが、この頃のTASは休止状態。クラブが出来、盛り上がったカナダツーリング以降は気が抜けたように活動をしていない。娘になんと言おうか困った。しばらく活動の提案をしていたら徐々に活動するようになって現在に至った。
 北海道も数回、四国、九州も行った。しかしまだ行っていないところが沢山ある。この頃のTASは活動的で、海外ツーリングと国内ツーリングを隔年で行うという方針で活動していた。もちろん行けない年もあったが、かなり高い実施率で実施していた。
 初めての北海道には感動した。「TAS道北ツーリング」だ。早めに出発し富良野で合流して稚内まで行って小樽より戻った。雄大な大地と美味しい食べ物。野生のキタキツネも初めて見た。根室のカニ卸し店で皆で買った花咲ガニは、実にうまい。後にも先にもこのとき以来花咲ガニをおなか一杯に食べたことはない。家族にとっては楽しい思い出となった。

海外でのツーリング
 韓国には自分のB.C.Vernonで二回行った。特に印象深かったのは、韓国の東海(トンヘ)で行われたFICC世界大会への参加だ。自分のB.C.Vernon でJAC(日本オートキャンプ協会)日本代表メンバーとして下関からフェリーで釜山まで渡り、開催地の東海市(トンヘ)まで旅をしソウル経由で釜山へ。海外を走るなど夢にも思わなかった。国内走行距離2,000kmで韓国内走行距離1,000kmであった。東京から下関までが遠い。
 東海市役所前ではブリュッセルより出発した欧州キャラバン隊と、釜山から走行してきた我々日本隊との交流イベントがあり欧州キャラバン隊のFICC協会メンバーと固い握手を交わしたときは感激であった。世界大会会場に到着するまではパトカー、白バイの先導がおこなわれ、信号は全て青に変わりサイレンの音がけたたましく鳴り響く。VIP待遇であったのが忘れられない。また、当時の韓国の走行には辛い物があった。地図も標識もハングル語しか書いていないため地図が読めない。前の車両から逸れたら迷子になってしまうなどの苦労をしたのも思い出だ。
 ヴァーノン購入がカナディアンロッキーへも繋がった。TASカナダツーリングだ。カナダではレンタルモーターホームで各所を回った。夜サイトで酒を飲んでいるとふらふらっと近づいてきたドイツ人がいる。「一緒に酒を飲もう」と言葉もわからないのに意気投合した。なんでも半年の期間でカナダからメキシコまでのツーリング楽しんでいるそうだ。日本人とはスケールが違う。その他、オランダ人家族、スイス人家族などと交流し、お土産を交換した。カナダのキャンプ場は自然が深い。夜空が真っ黒で丸く星が無数に光る。人工衛星が飛んでいる姿もハッキリ見える。日本では考えられない澄んだ空気だ。

今後の旅
 購入時は幼児だった娘たちは大人となり、最近は「暇だったら行ってやる」と言った感じで。そんな訳で一人のキャンプが多い。娘を引っ張り出すのにあの手この手と「USJに行くか」「京都好きだよな」「北海道は来いよな」などと餌をばらまくと、年に一回くらいは付き合ってくれるのである。二十歳過ぎた娘が付き合ってくれるのもモーターホームで育った絆であると思う。`15年9月に20年目の車検を通し、あと10年は乗るぞと新たに決心した。
 現在フリーランスで仕事をしている。都会を離れ自然の中で仕事をすることも多い。子育てが終わり移動オフィス化している。実に気持ちが良い環境である。老後のあてのない旅を楽しめるのはまだ随分先のことになる。戸川さんが作ったB.C.Vernonで半生を過ごした感じだ。別のモーターホームではこうは行かなかっただろう。また、買い換えたいモーターホームが出現しなかったのも長く乗っている理由だ。今後もこの趣味は続けていくことであろう。自分が壊れるのが先かヴァーノンが壊れるのが先わからないが。

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B.C.Vernonに乗って20年 Part3 名古屋市M

 夫婦揃って外出が大muraiBCV.jpeg好きで子供の幼いころからアウトドアを楽しんでいました。
キャンプブーム到来の前は世間知らずでキャンプは真夏に行うものと勘違いしていて主人のアユ釣りに同行し私と子供は河原で水遊び、夜になるとテントの下面はゴロゴロした石の上に寝袋,蚊やブヨに悩ませながらの就寝、それが当たり前だと信じて、今では笑い話ですが。
時は過ぎ 1987年夏家族でテントなどキャンプ道具をワゴン車に載せてお盆休みに猛暑の名古屋を脱出して憧れの北海道キャンプに出発。名古屋港より太平洋フェリーにて無人航走、人間は往復飛行機利用、約27年間このスタイルを実行しています。
 初めて行った北海道は爽やかな風が吹きわたり、道は一直線に続き交通量も少なく、旭川では赤とんぼの群れに大歓迎され??ラベンダーの甘い香り、色鮮やかな花々に感動しました。テントキャンプでしたので、出発前に色々なキャンプ場を予約して楽しんでおりました。道の駅は未だ無かったような気がします。
 相変わらずテントキャンプ続行中に名古屋キャンパーズに入会し、クラブ員がキャンピングカーのオーナーになる人が増加し始めました。その頃クラブには,ヴァーノンの所有者が3名いらして収納スペースが多くあるのでと鈴鹿の人に勧められ善は急げとばかり、
 主人と2人で<アイシートレックス>へ来社、戸川様はお留守で娘婿の秋田氏が対応してくださいました。出発前は19フィートを購入予定のはずが、何事にもすぐに気が変わるB型人間の主人の決断で<大きいことは良いことだ>の鶴の一声で22.5フィートを注文、1996年春、戸川様自ら納車してくださいましたヴァーノンにしたら、子供達はそれぞれ自立し北海道を長男はバイクで、二男は自転車で旅行をして思い出をつくりました。私達夫婦は、友人夫婦と北海道旅行を満喫、道央,道東、グルメに舌鼓を打ち,ANAのキャンペーンに参加した年には、温泉施設の10か所無料入浴を堪能、3食昼寝付、チェックイン、チェックアウトなしの豪華旅行をすることが出来ました。
 ヴァーノンを購入してから戸川様より5月キャンプ大会TASラリーにお誘い頂きビジターとして数回参加させてもらいました。その後<楽しくなければキャンプじゃない>の言葉に通じるところが有り、キャンプクラブTAS会員になりました。 年に数回しか参加出来ませんが皆様にとても親切に、そして仲良くして頂き楽しいキャンプライフを満喫しています。 又、クラブ会員のP氏ご夫妻との出会いはその後の2006年、2008年に、大阪と下関よりヴァーノンにて韓国ツーリングに連れて行ってくださったこと。韓国の文字も言葉も理解出来ないTASファミリーを誘導、世界遺産、伝統芸能鑑賞、グルメと思い出残る旅行が出来た事を深く感謝する次第です。
 ヴァーノンは今年で20年になりました。初めのころは故障続きでしたが、最近は何のトラブルも無く、快適なキャンプライフを楽しんでいます。

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Tel: 042-703-0817

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`97 V,C,VernonC19DE

戸川 聰
togawa@trexgarden.info
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